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ふじの里山くらぶからのお知らせ

2017/06/19 更新 

ふじの里山くらぶ会報 第17号

『気候変動の藤野学』第2ステージの報告

~ 住民参加型の日本最先端の取り組みを藤野にて展開!~

<はじめに>
 ふじの里山くらぶは、昨今のいわゆる気候変動(地球温暖化)の影響がこの藤野にてどのような影響を私たちに与えているのかを検証し、対応策を考え、まちづくりにも活かしていきたいと考えました。そこで、法政大学サスティナビリティ研究所の白井信雄先生のご指導のもと、『気候変動の藤野学』の活動に取り組んでまいりました。この全3回にわたるワークショップの成果について報告をさせていただきます。

新たな段階(第2ステージ)への取り組み

1回目のワークショップ

ふじの里山くらぶでは既に昨年3~5月にかけて住民参加型で藤野地区の気候変動調査活動を実施していた経緯があります。この取り組みも、新たな第二ステージの段階に進み、11月13日(日)開催の第1回ワークショップ(15名参加)では、まず白井先生よりこれまでの取り組み及び気候変動の地元学の主旨についてプレゼンテーションをしていただきました。

 次にそれを受けて「重大性」「緊急性」「確実性」の3つの視点より、気候変動の影響と思われる事例を参加者のみなさんから出していただきました。主な事例としては、「集中豪雨による土砂災害や沢の崩壊、保水力低下による増水」「夏の猛暑、冬の豪雪」「いのしし・鹿・猿等による農作物への被害」「鳥獣被害による耕作放棄、作物の時期のずれ、干し柿の不作」「近隣への熊の出没、ヤマビルによる被害」等が報告されました。

2回目のワークショップ

気候変動の藤野学事務局は、それらの事例を重大性、緊急性、確実性の3つの側面で評価し、環境影響評価表のたたき台を作成致しました。1月22日(日)開催の第2回ワークショップ(13名参加)では、これについて意見を出し合い、適応策を検討すべき優先度が高い影響項目として「1.集中豪雨による土砂流、鉄砲水、沢の崩壊」「2.鳥獣被害による耕作放棄等」「3.猛暑による健康維持の難しさ」の3つに絞り込みました。さらに、これらの影響項目について採り得るアクションを「個人で行うこと」、「みんなで行うこと」という視点から対策を考えました。

3回目のワークショップ

気候変動の藤野学事務局は、前回のワークショップの成果をもとに気候変動への適応行動指針のたたき台を作成及び提示しました。これをもとに、前回3つに絞った優先度の高い影響項目ごとに前回よりさらに進んだ議論を展開し、対策、アクションプラン、行政への要望等意見を出し合いました。

また、今後取り組みたいことをあげていただいたところ、「今回の取り組みの活動報告会等の情報普及活動」「鳥獣被害等の諸問題についての行政との意見交換」「地域での定点観測やモニタリング等の調査活動」「藤野という特性を生かした生活や健康対策」等があげられました。そして、多くの参加者が気候変動の藤野学の取り組みをこれからも続けていきたいという、参加者の熱心な要望が強く印象に残りました。

第3ステージに向けて

気候変動の地元学の取り組みは既にいくつかの自治体で行政主導での取組実績はあるのですが、住民参加型での取り組みは藤野が初めてとのことです。その意味においてまさに日本最先端の取り組みがこの藤野において展開されたことになります。
今回の3回にわたるワークショップに参加して感じたのは、参加した住民のみなさんの意識がかなり高く、さらにこれまで気づかなかった多くの視点が出されたことです。次は実際に行動に移す段階になります。

ふじの里山くらぶは、法政大学の白井先生の指導のもと第3ステージの具体案を現在検討中です。具体的な活動内容及び日程等が決定次第この「ふじの里山通信」及びホームページ等でお知らせする予定です。どうぞご期待ください。みなさんの参加をお待ちしております。

「ふじの里山ウォーキングアート in 綱子」

3月25日(土)好天に恵まれ、24名の参加者で、「ふじの里山ウォーキングアートin綱子」が実施できました。藤野在住の写真家の三宅岳さんに藤野の菅井・綱子地区にある舟山(576m)を案内していただきました。菅井から舟山に登って綱子に降りました。三宅さんからは道すがら芽吹き始めた珍しい植物や周辺の山々について説明をいただきました。

廃材エコビレッジ

何といっても傍島飛龍さんの“廃材エコビレッジ”に歓声が上がっていました。以前は、工場だった約24坪の建物をいろいろな廃材で装飾したものでした。

よくもまあ、これだけの廃材を集めたものだ思うほど種々様々な廃材が使われています。特に、感心したものは雨水の再利用、トイレの排泄物はおが屑にミミズなどを混ぜて農地に利用するなど、まさにエコの施設になっているのです。

奥深い山里の中のビレッジ、藤野地域にまた一つ新しい見学場所ができた思いがしました。ぜひ一見してほしいものです。これからどのように変貌するか楽しみです。

次に、傍島さんの万華鏡工房を見学、いろいろな万華鏡があり、その不思議な美しさに見とれていました。

森づくり「ツリー-ハウス」

その後、石毛了一さんの森づくりとツリーハウスを見学。石毛さんの住まいから2,30mのところですが、急な山坂を登ったところにツリーハウスがありました。ここまで材料を運ぶのも大変な労力と思われました。

このハウスで夜を明かすのも別天地の思いがするだろうと思われました。そこから奥牧野の前川橋まで歩きました。

前川橋は秋山川にかかる約50mの吊り橋です。高さは20mほどで、橋の中ほどからの景観が見事でした。

参加者の声  参加者のアンケートの一部を紹介いたします。

・都心から近いところにいろいろな人が住んでいて夢を持ち活躍している。 
・主体的に生きる可能性のある地域だ。
・バスも通らない山奥で、自分の芸術を夢みて活動する芸術家に感動。 ・改めて自然が豊かで奥深いところだと思った。
・山道の楽しさ、若い新住民の活躍など感心しました。
・いろいろな催しがあり、面白そうな町だと思う。

ふじの里山くらぶが事業委託受ける

―相模原市立博物館から「吉野宿ふじや」活性化事業の委託―

ふじの里山くらぶは、25年度から27年度にかけて3年間、相模原市立博物館と「吉野宿ふじや」の活性化に向けて協働事業に取り組んで参りました。ご協力いただいた方々や利用していただいたみなさんに改めてお礼申します。しかし、平成29年度から、「吉野宿ふじや」は平日閉館となりました。

そこで、相模原市立博物館は新たに「吉野宿ふじや」を活性化する団体を公募していました。下記の三つの企画展を企画立案したところ、ふじの里山くらぶが委託されました。詳しくは、里山通信、里山くらぶのホームページ、市の広報、地域情報紙等でお知らせいたします。どうぞ、「吉野宿ふじや」に気軽にお立ち寄りいただき、藤野の歴史を体感してください。

・「藤野の養蚕」展  7月15日(土)~8月27日(日)
   *養蚕の歴史を知り、繭からの糸取りや繭のクラフト体験ができます。

・「藤野の石造物」展 11月1日(水)~12月10日(日)
*藤野の様々な石造物の歴史等解説紹介します。

・「藤野のおひな様」展 2月17日(土)~3月25日(日)
*古いおひな様が鑑賞でき、紙人形づくりも体験できます