【レポート】9月25日㈯ 森の再生活動 作業DAY

朝から雨に見舞われましたが、当初の予定通り9時から作業DAYスタートしました。

目次

フィールドワーク

参加者同士で自己紹介をしたあとは、作業現場全体を見て回りながら、CoToLiの森でいま起きていること、昔はどんな森だったのか、これからどんな森にしていきたいのか、そして「大地の再生を行った場所でどんな変化が起きているのか」を全員で共有し、その場その場でお互いに意見や感想を交わしていきました。

間伐も行われずに杉だらけになってしまった山は、地面に日が入らないために植物が育たず、土がむき出しに。

雨が降る度に表面の土が流されていて、根がむき出しになっている場所が至るところにあります。

全体的に鬱蒼としていて、参加者がみな「足を踏み入れたくない雰囲気が漂っている」という重苦しい雰囲気が漂っています。

この山のそばに川が流れていますが、20年前は岩が見えないくらいの深さ(水量)があり、水の溜まる場所にはうなぎがいたようです。

年々減っていく水量をもとに戻すために、こちらの山への手入れも入れていく必要ありと感じています。

点穴を掘る

毎月作業している森の現場へ移動し、地面全体へ『表層5cmの点穴』を移植ゴテ(スコップ)であける作業を全員で行いました。

小動物になりきって、頭で考えず、直感で「ここ!」と思うところを掘る。

風の草刈り

昼食後は、山の斜面と、施主さんご自宅周辺で『風の草刈り』を行いました。

草刈り鎌で、軽い力で、刈り取れる部分を。

小さなこどもでも、楽しみながらできる草刈り手法です。

シガラミ作り

作業DAYラストの作業は、前回までの講座、作業DAYでカバーできていかなった部分へシガラミ作り。

初めての人と今まで経験した人が協働で、お互いに教えたり考えたりし合いながら、斜面に炭・枝木・落ち葉でシガラミを作っていきました。

森の中に見えてきた変化

今年の2月から、月に1回の作業を続けてきましたが、施主さんや地元の人たちから「森の中の緑が増えた」という声があり、目に見える変化が出てきました。

土がむき出しになっていた斜面には、少しずつ植物が生えてきて、全体的に緑のある明るい雰囲気になってきました。

今まで目にしたことのなかった『エゴマ』が一部で繁殖してきたことに、施主さん驚き。

確実に変化してきた(良くなってきた)ことを体感できる1日となりました。

植栽

講師の藤井麻紀子さんから「これからは植裁を入れていきましょう」と言われていたこともあり、先だってドイツアヤメをいくつか植えてみました。

また、作業中、斜面に傾いて生えていた木があったので、これを入口付近へ試しに移植。元気を取り戻してもらえれば良いです。

次回は10/16㈯、森の再生講座です。

また新たな変化が見られると良いですね。

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