気候変動の影響事例調査結果を見ながら、次の展開として参加者が「重大性」「緊急性」「確実性」の3つの視点から、向き合うべき優先課題を対話によって特定していった。
その結果、「水土砂災害対応」「鳥獣被害対策」「猛暑に対する健康管理」の3つが優先度の高い課題とされた。参加メンバーは固定式にせず、都度集まれる人によるオープンな場とした。3回のワークショップを通して顔ぶれは少しずつ変わり、議論の一貫性が心配されたが、話し合いを進めていくと参加者の視点にはかなり一致が見られ、地域住民の誰にとっても納得感のあるテーマになったようだ。
2017年11月には、3つのテーマを地域住民に共有し、一緒に考えていきましょうという意味合いを込めてシンポジウムを開催。気象キャスター、相模原市環境政策課長、地域の農家の方なども招いた啓蒙イベントとなった。