1月下旬の大寒波、作業日2日前に降った雪の影響を心配していましたが、終日晴天で暖かい気候に恵まれての作業となりました。
作業場所を観察
まずは現場の凍結状況や、これまで作業した場所の状態を観察。
溜池跡は氷が張っていてぬかるみはなく歩きやすい状態でしたが、日陰のため気温が0度近かったため、ここから着手することは控えました。
溜池に入り込む沢を探してみたところ、どうやらここらしいのですが、斜面(写真向かって右側)から土と枝木が流れ落ちていて詰まっている模様。
これらの枝木を取り除いていくと沢の原型が見えてきそうです。
この溜池の周辺を歩きつつ、沢と思われる部分を見つけながら作業イメージを参加者同士で話しました。
が、とにかく冷え込みが強いため広場に戻り、広場の整備から始めることにしました。
広場の既存物整理
広場には間伐木が丸太の状態で数年置かれていました。
↑の写真の右奥に沢がありますが、これにより水脈を沢まで繋げることができていませんでした。
今回はこの丸太の整理と、ぬかるみの強かった場所に置かれていた枝木の整理を実施。
雨量が少なかったことと、冬で凍結していたこともあり、ぬかるみに足を取られることなく物の移動はスムーズに進んだように思えます。
途中で休憩を挟みながら、1時間半ほどで完了。
チェーンソーで切り分けた丸太を、水脈の通り道を避けて積み上げ。
これらの丸太は山主さんが回収に来て、薪などに利用するとのことなので、次回以降の作業で少しずつ、さらにスペースができそうです。
日も高くなってきたので溜池の整備へと考えましたが、2月以降の雨でぬかるみが出てくる前に水脈を沢まで繋げた方がいいのではと思い、予定を変更して水脈作りを実施。
昨年(2022年)5月に掘った水脈を活かして、沢まで続きを掘っていきました。
>>2022年5月の作業レポートはこちら(当時のぬかるみ具合が確認できます)
もともと水脈だったところは土が柔らかく掘り上げやすかったのですが、新たに水脈にしていくところは粘土質の固い土で掘るのが大変でした。
掘ったところに、午前中から整理した枝木を入れていきます。
合流点やカーブするところに点穴も入れてみました。
丸太で塞がれていたところにも水脈を入れて沢へ接続。
最後は飛び出た枝木がないか微調整して終了。
14時になったので片付けをして現場撤収です。
想定していた以上の重労働になりましたが、昨年から参加されている人たちは
「あれだけ積まれていたものが整理されて、広場がすごくスッキリした。心地よい場所になった気がする。」
と、充実感や達成感を感じていらっしゃいました。
次回の作業DAYは2023年2月26日(日)です。
大地の再生講座は3月中旬〜下旬を予定しています。
この場所で作業をスタートしてちょうど1年、場の変化とこれからを考える時間になりそうです。