今日の作業は前回の続き。
水の出口に『抜き』を作るため、点穴と水脈を施しました。
>>前回(2023/2/5)の作業レポートはこちら
水脈はコースの西側、フェンス際に長く作るため、大量に材が必要。
この日のためにコース内で間伐された材を管理人さんが貯めてくれているので、毎回ありがたく使わせていただいております。
今回は枯れ竹を割り、水脈へ入れ込むことにしました。
水脈は30-40cmの深さで、途中に点穴を作りながら掘り進めていきます。
掘ったところに、炭と割った竹を入れていきます。
この上に太めの枝を混ぜ込み、葉のついた枝で泥越し機能を持たせます。
最後は、掘って出た土をかまぼこ型に均して、炭と落ち葉でグランドカバーをして仕上げ。
作業中、ここを通るプレーヤーさんから必ず「何しているの?」と声をかけられました。
「水の通り道を作って、水と空気の浸透をよくしています」と答えていますが、これがどういう変化を生むのかはイメージできていないリアクション。当たり前の反応だと思います。
ここが1年、2年と経過していったときにいい感じで変化が見えてきたときに「あの時やっていたのはこのためだったのか!」と気づいてくれれば良いかなと思っています。
この水脈作りと並行して、事務所北側に点穴を作りました。
今回作業した点穴はこちら。
プレーヤーさんが穴に引っかからないよう、あえて竹を長めに地表に出して視認性を高めました。
ここには桜の木が並んでいます。
点穴で水と空気の循環が改善し、木にとって呼吸のしやすい状態になれば、咲き方に違いが出るのでしょうか。
木の幹や枝のつき方にも違いが出るのでしょうか。
↑の写真が2023年2月の状態です。
今後何かしらの変化があれば、きっと管理人さんたちが気付くと思いますので、いつかそのような声が聞こえてくるのを楽しみに待っていたいと思います。