遂に、溜池跡の手入れに着手しました。
ここ数日は夜間に0度を下回る日がなかったため、地面もいつも通りのぬかるみ具合。
既存物(間伐木、枝葉、石など)を取り除いたり、溜まった水を沢の方へ通す水脈を掘るには最適な環境でした。
この溜池に流入する沢の既存物整理も並行して実施しましたが、この沢自体が見た目涸れ沢のようになっており、溜池には地下の水脈を通って流れ込んでいる模様。
水量もチョロチョロ。
溜池の下流も過去の増水で石垣が壊れているため、水を溜めるには堤防作りが必要そう。
溜池として使えるのは当面先(または諦めるか)なので、まずは上から下へ水の通り道を作って場の変化を見ていくことにします。
不思議なのは、水の道を蛇行させながら作ると、どこからか水が集められて水が流れ始めること。
この流れを見るたびに「不思議だね」と作業者同士で思いつつ、「やってよかった」という心地良さに満たされました。
ちょうど中央部に大きな水たまりがあり、これを先ほど作った水脈に繋げようとしたところ、地中に大きな物体が埋まっていることに気付きました。
倒木した木でしょうか。丸々一本が埋まっており、これが水の通りを妨げていたようです。
他にも数本、地表に木が倒れていたため、運びやすい大きさにカットして移動。
掘り上げた土は真っ黒で腐った臭いがしたので、全体に慣らして炭だけ撒いて陽と風に当てるかたちにしました。
1ヶ月後に大地の再生講座があるので、これによって場にどんな変化が出てくるのかを見てみたいと思います。
昼食後は野外トイレのリニューアルに着手。
三角に組んでいましたがスペースが狭く、竹の葉も枯れて見た目も寂れていたため、「コの字形」に作り変えることにしました。
近くの竹林から竹を調達。
今日初参加の人が建築を学ばれており、原始的な建屋作りにも知識のある方だったため、その方のガイドで作業を進めました。
時間の関係で完成まで至らず。
一面は仕上がったので、残り2面もあと3分の1ほど作り込めば大丈夫なところまではできました。
以前のものよりはかなり開放的な作りになり、トイレ問題も解消の見通しが立った気がします。
数人いれば30分ほどで仕上げられそうなので、次回の講座中、スキマ時間でできれば良いなと思います。