4月は作業DAYです。
3月の大地の再生講座で行った沢整備を、もうひとつある沢の方でやってみることにしました。
>>3月の大地の再生講座のレポートはこちら
この沢への入り口は、作業場所への入り口と同じ。
必ず通る場所でありながら、一度も沢の中に足を踏みれたことがありませんでした。
まずは下見から。
どのような状態になっているのか、沢の入り口から上流へ歩いていきます。
早速飛び込んできたのがこの光景。
数年に渡り、大雨で水流が増えるたびに土砂や岩が下流へ流されてきたのでしょう。
見た目、グチャグチャです。
そのまま奥へ進んでいくと大きな岩に突き当たりました。
時間の都合、この岩をゴールに整備スタートです。
水の出口となる沢の入り口部分から、貢ぐわで岩をかきわけ、枝木や落ち葉をかき出し、剣スコップで点穴を入れていきました。
岩をかき分けて水の通り道を作っていったところに水が集まってきて、小さな川が流れ始めます。
沢整備をやるたびに不思議に思うところであり、やればやるほど水の通り道ができてくることが楽しいところです。
大雨が降ると、沢の幅いっぱいを使って水が流れてくると思われるので、それを見越して岩や石を積んで緩衝ポイントを設けていきました。
こちらが整備前の状態。
そしてこちらが整備後。
見た目がスッキリしただけでなく、周辺を飛んでいた藪蚊もかなり減りました。
昼食を取って午後の作業へ。
1時半半ほどでゴール地点(大きな岩)に到達。
ここは上から水が落ちてくるので溜まりになっていましたが、落ち葉や枝が長い年月堆積しグライ化していました。
沢の周りに生えるシダが枯れており、相当に水が詰まっていたのだと思います。
ここも堆積物を取り除き、大雨のときを想定して、岩・石を集めてストッパーを。
整備前はほとんど見えなかった水が、通り道を作ることで集まり、小さな沢になりました。
こちらは、整備後の沢の入り口。
画像に入っていませんが、この沢の水は、沢幅の5分の1以下のU字側溝へと流れ込んでいきます。
このU字側溝と、沢幅から想定される水量が見合っていません。
なので、大雨で水量が増えるとオーバーフローして、周辺を削ってしまっているようです。
沢の整備は今後も上流へ向けて継続して、上流から下流(水の出口)にかけて、水の流れを緩めて浸透させながら落としていけるようにできれば、今よりは良くなるかもしれません。
整備を終えてから、いつもの広場へ足を運んでみました。
1年前は沼地のようになっていた場所が、一面草に覆われていました。
ちなみに約1年前(2022年5月14日)の同じ場所がこちら。
これがこの場所にとって良いのか、実は悪いのか、判断はできませんが、水脈整備を通してこの場の水はけが改善したのは確かです。
次回は5月中旬、作業DAYを予定しています。
詳細はWEBサイトやFacebookイベントページにてお知らせします。
多くの方のご参加をお待ちしています!