[レポート] 7/23(日) 風の森学び舎〜風と水の流れる森づくり

小渕の山(神奈川県相模原市緑区 旧藤野町)7月の作業DAYは、数ヶ月ぶりに広場周辺の整備を行いました。

ここ数ヶ月は広場の両側を流れる沢の手入れに注力していましたが、それもひと段落。

高気温の中で作業するため、できるだけ日陰になる場所を選んで作業を進めていきました。

初めての方もいらっしゃったため、これまでの作業内容の説明と、作業後の現場の状況確認からスタート。

2023年7月23日の、広場の様子がこちら。

2023年7月23日の広場の様子

ここは2ヶ月何もしていなかったのですが、長くても膝下程度に草が収まっていました。

草の根を生かす『風の草刈り』と、水脈や点穴による大地の通気浸透改善が効いてきたようです。

ちなみに、1年前の状況がこちらです。

2022年6月の広場の様子

当時と比較すると、全体的に草が増えたことに加え、当時は歩くとくるぶしまで沈んでしまう泥濘が、今は普通に歩ける状態になりました。

他の場所も一通り確認に行きましたが、奥の溜池跡まで藪を払うことなく行けましたので、だいぶ人の導線ができてきたように感じます。

溜池の跡地では、水の通り道が一部、堆積物で埋まっていたため、これらを取り除いて補修しました。

溜池の跡地で水の通り道の補修

広場に戻ってから、風の草刈り。

そして、縄文トイレの補修に着手。

縄文トイレの補修前

もともと三角錐のかたちで作っていましたが閉塞感が強かったので、スクエア型に切り替えました。

が、作業途中で時間切れになり、以降手をつけられずにいました。

このままではシースルー感がありすぎるので、骨組みはそのまま活かして、壁面の補修を進めます。

縄文トイレ補修中

笹を束にして壁にかけつつ…

完全に目隠しした方が良さそうな場所については、作業時間を鑑みてブルーシートを利用。

トイレの足場も焼き杭を用いて組み直して完成です。

実際に利用していただきましたが、目隠しが効いていながらも開放感あるスペースになったとのこと。

長い間懸案となっていたトイレ問題が一旦解消しました。

縄文トイレ補修後

笹で覆った方は、周囲の風景に溶け込んでました。

縄文トイレ外観

昼食を挟んで、本日最後の作業は人の通り道の整備です。

日陰の場所を選びました。

人の通り道の整備

斜面変換線に水脈を入れました。

斜面変換線に水脈

掘り出した土は、道の凹んだ部分に炭・枝木と混ぜ込んで平坦に。

笹のあまりを使ってグランドカバーをして仕上げです。

通り道の完成

次回の作業DAY、2023年8月20日(日)に、この道の続きを行い、新しい通り道に仕上げられたらと思います。

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