[レポート] 12/23(土) 風の森学び舎〜田起こしやってみよう

小渕の山の山主さんが保有する田んぼを1枚お借りして『田んぼで米作り』を始めました。

この1枚を田起こし
この1枚を田起こし

山の斜面の下部に、棚田のように作られているところで、水は隣を流れる沢から取っています。

治水も兼ねて長年米作りをしてきたところなので、昔の人たちの自然の見方、水の扱い方などを学んでいければと思います。

人力でやるには広すぎるので、今回は機械を利用。

タイヤの後ろに鋤を設置します
タイヤの後ろに鋤を設置します

このトラクターに鋤を設置して、田んぼの表面を鋤き起こしていきます。

畑の耕運機で土を掘り起こし、かき混ぜることをイメージしていましたが、それをやると詰まりが生まれて田んぼにならないとのこと。

あくまで表面(10-15cmくらい)を剥がす程度でよいようです。

まずは端から、動かし方にコツがいります
まずは端から、動かし方にコツがいります

初めて使う機械なので思うように動かせず、機械に人が使われるような感じでしたが、使ううちにみな慣れていきました。

事前に切っておいた藁が長すぎたので鋤とタイヤに絡まってしまいます
事前に切っておいた藁が長すぎたので鋤とタイヤに絡まってしまいます

事前に藁をカットして撒いてあり、これを鋤きながら混ぜ込んでいくことを予定していましたが、藁が長すぎたようでタイヤや鋤にどんどん絡んできてしまいます。

3-5cmくらいに短くカットする必要があり、これは来年改善したいと思います。

この藁をかき分けながらの作業は手間が増えるので、そのまま野焼きして炭化させることにしました。

藁を焼きながらトラクターを走らせます
藁を焼きながらトラクターを走らせます

トラクターの操作にもだいぶ慣れ、1.5時間ほどで田んぼの半分、田起こし完了。

力の使い方がだいぶわかってきました
力の使い方がだいぶわかってきました

早めの昼食を挟み、残りの田起こしを進めて、トータル3時間ほどで1枚の田起こしを行えました。

端はターンができないので、一列終わったらバックで戻りもう1度前進を繰り返します
端はターンができないので、一列終わったらバックで戻りもう1度前進を繰り返します

こちらが仕上がり。

土手の補修も並行して実施しました
土手の補修も並行して実施しました

トラクターで起こしつつ、小さめの田んぼは貢ぐわを用いて人力の田起こしを実施。

貢ぐわで田起こし
貢ぐわで田起こし

1人で1.5時間くらい、黙々と貢ぐわを振り降ろし続け、3枚仕上げました。

この小さめの田んぼはもち米を植えてみる予定です。

人力の田起こしで3枚仕上げました
人力の田起こしで3枚仕上げました

今回の田起こしは10時に開始して、昼食1時間を挟んで14時半頃に終了しました。

次は4月。

初旬に沢から田んぼへの『水入れ』、中旬に『代掻き』、下旬に『籾種を蒔く』という具合に進んでいくとのことです。

昼食は山主さんによる、里山の野菜を用いた煮物とお蕎麦をいただきました。

あっさりとした味付けの煮物
あっさりとした味付けの煮物

この地域は野菜が豊富に採れるので、汁物には野菜がいろいろと入っているのが特徴です。

野菜のたくさん入ったお蕎麦
野菜のたくさん入ったお蕎麦

作業をしながら、昔の話を聞いたり、歴史や風土を体験できるのが、風の森学び舎の良さかなと思いました。

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