[レポート]2/24(土)風の森学び舎〜竹林整備と竹炭作りwith焼き芋

前日までの雨により、足場の悪さや、竹が濡れて火を起こせない懸念があり、当初予定していた作業が行えない可能性も考えつつ現場へと向かいました。

今回の現場はキウイフルーツの棚のある平地から、沢へ降る法面に群生する竹林です。

向こう側が見えないほど竹が密生していました
向こう側が見えないほど竹が密生していました

整備が追いつかず数年放置され、猪が頻繁に出入りする状態になっています。

3/16(土)にたけのこ掘りを行う予定なので、そのための環境整備も兼ねていましたが、すでに先客(猪)がたけのこを掘り出し済み。

猪が筍を掘り出した穴が無数にありました
猪がたけのこを掘り出した穴が無数にありました

来月までたけのこが残っているかわかりませんが、人が手を入れることで環境が変わり、人と動物の境界線となり得るのか?

環境の変化をウォッチしてみたいと思います。

竹の間伐は、地元のおじさんたちにお任せ。

重機も利用して、竹を谷からどんどん引き上げていきます。

引き上げられた竹を竹炭にするべく、地面に縦長に穴を掘り、ここに火を焚いて竹を燃やしていくことにしました。

剣スコップで深さ30cm、縦150cmくらいに掘りました
剣スコップで深さ30cm、縦150cmくらいに掘りました

まずは火起こし。

前日までの雨で木や落ち葉は水を含んでいて使えず。

以前間伐したまま放置されていた枯れ竹の細枝が大量にあったため、これを使って火を強め、無事竹を燃やせるまで火力を高めることができました。

重機で引き上げられた竹を適当な長さにして燃やしていきました
重機で引き上げられた竹を適当な長さにして燃やしていきました

竹は、想像していたより濡れていなかったので、火加減が弱まらないように注意しながらどんどん火の中に投入。

竹を重機で引き上げ→適当に切って投入→炭が溜まってきたら掻き出して冷ます。

黙々とこの作業を繰り返していきました。

竹の移動、割れ目を入れて燃えやすくする、重機さまさまでした
竹の移動、竹を砕いて燃えやすくする、重機さまさまでした

昼食は、地元の方からけんちん汁の差し入れをいただきました。

さらに甘酒も。

作業を止めるとすぐに身体が冷える気温だったので、暖かい汁物は身体に染み渡りました。

差し入れのけんちん汁(奥に甘酒)
差し入れのけんちん汁(奥に甘酒)

昼食後も作業を継続。

1日ではやりきれない量だったため、キリの良いところで間伐は終了。

40本くらいは間引いたと思われます。

絡んでいるものや枯れているものを中心に抜いていきました
絡んでいるものや枯れているものを中心に抜いていきました

3/16(土)の作業もこちらの現場にて、引き続き間伐を行いながら、抜いた竹で柵を作って猪が入らないようにしてみるとのこと。

来年のたけのこ収穫に向けた処置として実施してみたいと思います。

竹炭はこの3倍の量を作ることができました
竹炭はこの3倍の量を作ることができました

竹炭の方は、途中から焼く場所を2カ所に増設。

おかげで30リットルのガラ袋で6袋分の竹炭を作ることができました。

今後、この地区の環境整備で用いるほか、ふじのマレットゴルフ場など他の環境整備場所でも利用していくことで材を循環させていきます。

甘味のある焼き芋でした
甘味のある焼き芋でした

焼けた炭の中にさつまいもを投入して焼き芋もやりました。

太いのは芯が残ってしまいましたが、できたてで甘みのある焼き芋をおいしくいただきました。

今回の作業はこれで終了。

次回は、竹林整備とたけのこ掘り。

猪さん、収穫はほどほどに、人間にも分け与えてください。

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