佐野川(相模原市緑区)にて、前回の現場で引き続き竹林の間伐、竹炭づくり、イノシシ対策の柵づくりを行いました。
今回も相当量の竹が出る予定なので、竹を焼くための穴を掘ります。
今回はしばらく晴れの日が続いていたこともあり、火付けもよく、どんどん投入していきました。
周囲に太めの伐採枝が廃棄されていたので、ほどよい長さに分けて竹を焼いている火に投入。
表面を焼いて『焼き杭』にしました。
現場から沢へ下る斜面には、これまで間伐した枝が投げ捨ててあり風通しが悪く水も滞っていそうに見えたので、水脈を掘り、この資材として使うことにしました。
先ほど作った焼き杭は、土留めに利用。
土中への水と空気が浸透するきっかけとなりますように。
午後からは竹林の整備へ。
これまでの雨や雪で倒れて斜面全体に散らばっている竹を整理し、竹の根元に引っ掛けて土留めに。
根回りには移植ゴテで点穴をあけ、この竹を焼いて作った竹炭を入れていきました。
間伐した竹はその長さを活かし、竹林の外周を覆う柵づくりに利用。
番線を用いて柵を作っていきました。
イノシシが入れない高さで設置するのがポイントとのこと。
予想以上に間伐する竹の量があり、15時までに柵作りまで終えることができませんでした。
既存物もまだまだ残っており、長い間放置した場所の整備の大変さを実感。
4月の作業で完了できるようしたいです。
未完了ではありますが、作業開始前よりはだいぶ竹の間伐は進み、竹林の向こう側が見通せるくらいになりました。
この場が1年後にどのように改善されるのか、経過を追っていきます。
竹炭は今回も大量にできました。
今後、小渕の山やマレットゴルフ場など、風森の現場で利用していく上で十分な量が作れたと思います。
昼食はチャーハンと中華スープを地元のボランティアの方が用意してくれました。
お皿と箸は間伐した竹で作成。
それぞれが好きな大きさにカットし、好きな量を乗せて美味しくいただきました。
今回も怪我や事故なく作業を終えることができました。
参加者と地元の方の交流が生まれ、翌日この付近で行う椎茸づくりに参加することになった方が数名いらっしゃいました。
肝心のたけのこは、まだ時期が早かったようで、採れたのは小さな1本のみ。
今回の作業により、人とイノシシの境界が敷かれ、4月の収穫につながれば良いです。