[レポート]4/29(祝)田んぼの苗作り

3月末に田んぼに水入れを行って以降、6月初旬の田植えに向けて、代掻きを定期的に行っています。

ここまで、4/22(月)、27(土)の2回実施。

4/29(祝)も代掻きを行い、その後に芽出しをした種籾を苗床に蒔く作業を行いました。

この『芽出し作業(ふやかし)』ですが、今回の苗床へ種籾を蒔くにあたり、1週間前(4/21頃)から準備をしています。

向かって左がもち米、右がお米の種籾
向かって左がもち米、右がお米の種籾

良い苗にするため、事前に水に漬けて芽を出しておく必要があるとのこと。

芽出しのポイントは、

  • 種籾から1ミリ程度の芽出しに抑えること
  • 芽が1センチくらいの長さになると、芽が倒れて水の中に浸かってしまい、苗として育たないので注意

作業手順は、

  1. ボウルやペットボトルなど、水を入れて種籾をつける(種籾が浸かればよいので、大きさや形、深さは関係なし)
  2. かき混ぜて、浮いてきたものは除ける(中身が空のため)
  3. 昼間は陽の当たるところ置き、夕~夜は屋内や軒下に仕舞う
  4. 水温を調節し、1週間かけて1ミリ程度の芽出しに抑える
  5. 水温が上がると目の出るスピードも早まるので、毎日種籾の状態を見て、芽出しが早く進んでいきそうだったら水を変えて冷やす。

となります。

タライに水を張り、この中に種籾を入れました
タライに水を張り、この中に種籾を入れました

このようにして芽出しをした種籾を、4/29(祝)に苗床に蒔きました。

代掻きはトラクターを使って進めています
代掻きはトラクターを使って進めています

事前に代掻きをして、場が落ち着いたところで蒔き、鳥に食べられないよう防虫ネットを貼って終了です。

この苗床で育てた苗を田んぼに植える「田植え」は、6/1,2あたりを予定しています。

それに向けて…5月も引き続き代掻きを行っていきます(5/18、5/28を予定、気温が高くなっているので朝8時から実施予定)。

5/18(土)、ご興味あれば代掻き体験にご参加ください。

この後の作業予定としては、

  • 田植え前日(5/31予定)
    防鳥ネット外し(正太郎さん)
  • 田植え当日(6/1予定)
    直前の代掻き(約5時間)※スムーズな田植えのために必要なもの
    苗取り
    午後(代掻きした場が落ち着いた頃)に田植え
  • 田植え翌日
    残りの作業があれば実施
    防鳥ネット掛け(カルガモが田んぼに入って、田植え直後の苗を踏み荒らしてしまうため)

このような流れで進んでいきます。

6月の田植えイベントも、ご都合つけてご参加いただければと思います。

代掻き、芽出し作業の傍らで、田んぼに流入する沢の手入れも行いました。

沢の既存物整理を行いました
沢の既存物整理を行いました

この沢は、昨年(2023年)11月に大規模に整備していたので、今回は軽い手入れで済みました。

こちらは、堆積物が溜まって水の流れを留めてしまっていました。

沢の手入れ前
沢の手入れ前

貢ぐわを使って堆積物を取り除き、水が強く流れてしまうところには石を置いて流れを調整しました。

沢の手入れ後

より良い水が田んぼに入りますように。

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