小渕の山は、登山道を山頂へ向けて上がりながら、法面の補強や、地中への通気通水浸透の改善処置を行っています。
今回も引き続き、登山道の水脈整備と土留め作りです。
登山道に横たわっている倒木や竹、篠竹をまとめて、斜面変換線に水脈を入れていきます。
落ち葉の堆積が分厚く、30cmくらい掘ってやっと地面が見える状況。
土中への浸透を促すため、土の色が変わるところまで(深さだいたい15-20cmくらい)溝を掘っていきました。
登山道を横断するように溝を掘り(横断水脈)、水が流れ落ちる側には点穴を作っています。
倒木を使って段の低いステップのようにし、勾配をなだらかにして歩きやすさも加えてみました。
水脈には、周辺で整理した枝木、竹、笹を利用。
土留めの杭は、節を抜いた竹を使い、地中と地上の空気が出入りしやすいようにしてみました。
広場の方は今年(2024年)に入ってから未整備だったので、全体的に風の草刈りを行いました。
3年かけて水脈整備、草の根を育てることをしてきたからなのか、全体的に落ち着いている印象。
他の空き地や畑では、5月以降の1ヶ月で腰や頭の高さまで草が茂っているので、この広場との状態の違いに参加者一同驚いていました。
登山道の入り口付近も、沢の周辺が草で覆われていたため、風を通しておきました。
沢の中に入ってみると、法面の竹が倒れ、また荒れてきていました。
このような状態になっているところは、至るところにあると思われます。
携われる人を増やし、このような詰まりを1箇所ずつ解消していければよいです。