7月最後の環境整備はふじのマレットゴルフ場と下川橋でした。
高気温下での作業は体力の消耗が激しいため、日向の作業は朝の早いうちに行い、できるだけ日陰や涼しい場所での作業を行うようにしています。
ということで、まずはふじのマレットゴルフ場にて小一時間作業。
大雨のたびに洪水となる斜面に小さな点穴を無数にあけ、地中へ雨水を吸収させ、水量をできるかぎり緩和していけるようにしてみました。
コース内外へ点穴や水脈を入れて改善を図りたいところですが、シニアなプレーヤーさんが多い現状、これらの窪みや突起が転倒や怪我のリスクを高めてしまうとのことで実施できず。
コース内においては、リピーターさんがコース攻略のルートを確立されているようで、そのルートを阻害する障害物があるとクレームに発展することがよくあるとのこと。
プレーヤーさんへの理解を得ながら慎重に進めていく必要があるため、引き続き管理会社さんと連携をとりつつ、環境改善を進めていければと思います。
気温が上がってきたので、下川橋の沢へ移動し、沢の既存物(倒木、倒竹、堆積物)整理へ。
もう10年くらいは誰も手入れしていないのでは?と思えるような荒れ具合。
斜面から倒れた竹が何層にも重なり、沢の流れを詰めてしまっていました。
堆積している竹や木を取り除き、沢の隣に穴を開けて燃やしていきます。
火が燃え移らないよう広い場所を選び、倒木・竹を焚べていき、最後は沢の水で火を消して消し炭にし、今後の環境整備の資材としていきます。
火があることで、これら既存物を道路上まで運搬→ゴミとして廃棄するコストが省け、炭にすることで不要なもの→有益なものへ転換することができます。
既存物が取り除かれた沢は、本来の沢の表情を見せるようになってきました。
滝の周辺には、今回実施した量と同等の倒木・竹が残っているので、9月にもう1度作業を行う予定です。
既存物がなくなれば、水の流れが改善され、風の通るよい場所になりそう。
地域の人たちに利活用できるようになるとよいです。
ちなみにこの場所は、大きな砂防ダムの手前に位置しています。
恐らく、砂防壁で水脈の詰まりが生じ、沢の両面の斜面が年月をかけて崩れてきている模様。
斜面の上を見上げると、木の根でかろうじて支えられているようなところがあり、いずれは崩れてしまうような気がしています。
くれぐれも「邪魔だから切る」ということが起きないよう、地域の中で認知啓蒙していければと思います。