藤野(ふじの)について、特徴や文化、歴史などを紹介しています。この地域をより深く知るための情報としてご活用ください。

アクセス

神奈川県相模原市緑区内にある旧藤野町(2007年相模原市に合併)は、周囲を山に囲まれた人口約8千人のまちです。

JR中央本線の駅(藤野駅)と、高速(中央自動車道)の相模湖インターチェンジがあり、新宿から1時間ほどの距離。

八王子駅までは電車でわずか20分。圏央道の高尾山インターチェンジまで車で20分という位置にあり、実は各方面へのアクセスがとても良い場所です。

コロナ禍による地方移住ニーズの高まりを受けて藤野の認知度も高まっていますが、まだ名前と場所が一致していない方も多くおり、都心から藤野へ初めて来た方はみな一様に「こんな近くに、こんなに自然豊かな里山があるなんて知らなかった」と驚かれます。

平日は電車や車で都内近郊へ仕事に出て、休日は自然豊かな環境で過ごすことが藤野に住んでいる人のスタイルでしたが、最近はリモートワークの普及もあり、自然に囲まれた環境で仕事をするスタイルも少しずつ増えてきています。

特徴

物質的な豊かさから精神的な豊かさへ価値観が変化している中、藤野という里山の環境とこの地に暮らす人々が作り上げる独自のライフスタイルやコミュニティが注目されています。

もともと平地が少なく産業も乏しかったこの地域では、昔から助け合いの精神が根付いています。自然の恵みを存分に活かし、自分たちが食べる分の野菜を自ら育て、隣近所で分け合うことが日常的に行われており、移住者もこの中に混ざりながら生活しています。

戦時中に芸術家が多く疎開してきたことや、藤野町時代に企画された「ふるさと芸術村構想」をきっかけとして芸術家やクリエイター、自然志向の人たちが現在(2021年)まで35年の歳月をかけて多く移住してきました。これにより藤野は、さまざまな背景や特技、個性をもつ人々が集まり、お互いさまの精神で化学変化を起こし、ユニークなコミュニティや活動、文化を形成してきました。

この過程において、まちの人々は自然と昔からの知恵や慣習を大切にしながら、新しいものを受け入れていく性格を持っていたことも特徴的です。

これにより、魅力的な人たちが融合し、自然と共生する循環型のライフスタイルが息づくまちとなっています。

芸術のまち

藤野は戦時中、多くの芸術家が疎開していたことで知られています。

その流れを汲んで1986年にふるさと芸術村構想が立ち上がり、まちを上げてさまざまな芸術イベントの開催や芸術家の移住誘致を行なってきました。今では人口の3%が芸術家と言われているほど、多くの芸術家が住むまちになっています。

そのほか、1995年には音楽ホールやアート体験工房、宿泊施設を兼ね備えた神奈川県立藤野芸術の家がオープン。ふるさと芸術村メッセージ事業の一環として誕生した芸術の道は、点在しているさまざまな芸術作品を鑑賞しながら、約3時間で一周することのできる人気のウォーキングコースです。

「ふじのぐるっと陶器市」「ひかり祭り」など、大小さまざまなアート系イベントが増え続ける一方、農村歌舞伎やお囃子など、伝統芸能の継承もしっかりと行なわれています。

誰でも、芸術を身近に感じられるまちです。

自然環境

里山とは「人里近くにあって、その土地に住んでいる人の暮らしと密接に結びついている山・森林」(広辞苑)とされています。人の手が加わった自然のことを里山と呼ぶ場合も多いようです。

人と自然がそれぞれ関わり合いながら良好な関係を保っているのが、里山。しかし近年は林業の担い手不足により、多くの森林の荒廃が進んでいます。

藤野は戦後、国策によって杉やヒノキが植えられましたが、今では手入れをする人も少なくなってしまいました。しかし最近になって、藤野の森林を再生しようと、地域住民によって間伐や植樹を行なう取り組みが徐々に増え始めています。

  • 森部(トランジション藤野森部のブログ)

また、かつて盛んに行なわれていた炭焼きも、里山の環境保全を行なう上での大切な伝統技術として改めて注目されています。

歴史

※公開準備中※

吉野宿ふじや

藤野に関する昔の資料や写真が多数展示・保管されている博物館です。国道20号沿い、藤野駅から徒歩約20分のところにあります。

施設案内 吉野宿ふじや(相模原市WEBサイト)

吉野宿ふじや(相模原市立博物館WEBサイト)