本を通して人と人が集いつながる場所
どんぐり文庫は、1980年に藤野へ移住してきた西村繁男さん・いまきみちさんご夫妻が、ご自身の子ども(当時、小学2年生)とその友だちの遊び場として土曜日に家庭文庫『ぶんぶん文庫』を始めたところにルーツがあります。
その後、近所のお母さん数名で文庫活動をすることになり、近所の方の車庫の一部を借り廃材を組み立てた文庫を始めました。(このときから『どんぐり文庫』となりました)
現在の吉野地区コミュニティセンターの場所には当時『吉野幼稚園』がありましたが、公民館(現:吉野地区コミュニティーセンター)への立て替えの際に「(公民館の中に)図書室みたいなもの作れないか?」というニーズがあったことを受け、文庫の場所を現在のところに移しました。
文庫を使う人も、運営できる人もいなくなった時期もありましたが、藤野地区にあった10の小学校を統廃合する際に、各図書館で使われていた本を受け入れ(『図書館を考える会』が協力)、2007年に『どんぐり文庫』として再開し現在にいたります。
そのため、昔の古い本・絵本がたくさんあります。
絶版になっている本も多数置いてあるのが『どんぐり文庫』の特徴です。
藤野在住の作家さんの作品、外国の絵本、日本の絵本、文庫本、小さい子の絵本などなど。子どもの年齢に応じて楽しんでいただけると思います。
また定期的に『催し』も開催しており、毎回多くの人で賑わっています。ご都合つけばぜひお越しください!(催しは『どんぐり文庫ニュース』でお知らせします)
※催しでは、読みきかせ、料理、草木染め、凧作り、工作、コンサートなどを開催しています。
本の貸し借りを通して人同士の交流が生まれ、催しを通して人がつながっていく。
子どもが減って過疎化が進む時代だからこそ、必要なこと。
「本と出会って人と人をつないでいきたい」
どんぐり文庫は、そんな想いの詰まった場所です。
ご利用案内
- 日時:毎週日曜日13:00〜16:00
夏休みと冬休みは文庫も休み。
時間内の出入りは自由です。
2022年6月現在、7人のボランティアで運営しています。 - 場所:吉野地区コミュニティセンター(吉野自治会館)1F
神奈川県相模原市緑区吉野391-1 - 駐車場:あり
吉野神社の境内(コミュニティセンターの北側)に駐車できます - 利用方法:
本を借りたい場合は、スタッフに声をかけて『どんぐり文庫読書カード』を作ってください。
本は10冊まで借りれます。返却期限は設けていません。(信頼ベースで運営しています)
借りた本は返却するときは自分で借りた場所へ戻してもらうようにしています。
ギャラリー
どんぐり文庫ニュースバックナンバー
不定期で発行しているどんぐり文庫ニュースのバックナンバーを掲載しています。最新号は文庫に置いてあります。
メッセージ
『文庫』自体が日本全体で減っています。
電子機器に頼る時代になっても、人同士が直に会って交流する場所(機会)があることが大切だと思っています。
この『どんぐり文庫』のような図書室があることが希少なので、地域全体に存在を広めていきたいし、多くの人に遊びにきてほしいです。
運営のスタッフも増やしていきたいので、ご興味ある方はご連絡ください!
『どんぐり文庫は人と人が出会うように、本と子どもたちが出会う場所』
自分が絵本をつくるという仕事をしていたので、本との関わりを大事にしています。
色々運営するかたちが変わりますが、文庫を続けてくださる方、利用してくださる方を大切にしていきたいと思っています。
コロナで色々なワークショップがストップしていますが、できるところでまたやっていけたらと思っています。(何しろ、年をとったり、情熱も薄れたりで、、)
最小限、つなげていくお手伝いはするつもりです。
今は何でも検索できてすぐに答えが得られます。
文庫にくると、自分で興味のあるものを時間をかけて探していくことになるので、この行動を通して「自分の力で何かを探す」力が身についていきます。
どんぐり文庫は、読書カードも手作りで、借りる本は自分で書き込んでもらいます。色々なものが手作りなので、その手作りの世界に触れてほしいと思っています。
ここでは、自分で興味のある本を探して、自分で戻すようにしています。
色々な本の中から探していく過程で、違う情報に触れて知ることで、付属する知識が増えていきます。
検索した情報ではなく、文字に触れる場所として、どんぐり文庫を楽しんでもらえるといいなと思います。
お問い合わせ・運営情報
名称 | どんぐり文庫 |
所在地 | 神奈川県相模原市緑区吉野391-1(吉野地区コミュニティセンター1F) |
代表者 | 西村繁男・いまきみち |
設立 | – |
WEB | – |
– | |
TEL | 042-687-2749 |