シニア向けスマホ講座開催レポート

現在、シニアの人たちにとって使い慣れていたガラケーが廃止され、多機能なスマホを利用せざるを得なくなってしまいました。

また、コミュニケーションや情報収集の手段も音声・紙媒体から文字(SNSやEメール)・WEBへとシフトしていますが、シニアの人たちがそれらに適応しきれていないのが現状です。

ここ藤野は中山間地域のため、ここ数年は豪雨による土砂災害・被害が目立つようになっています。

昔は防災無線が各宅に配布されており、それにより地域で起きていることを拾うことができましたが、現在は廃止されているため、もし災害・被害が起きても自分自身で情報の発信・収集が必要です。

防災無線に変わる災害時の素早い情報伝達システムが未整備な中、EメールやSNSを用いた情報共有・収集のやり方をシニアの人たちが覚えておくことが「万が一の備えになる」と考え、2022年6月18日(土)に『シニア向けスマホ講座』を開催するにいたりました。

なお今回の講座開催にあたっては、昨年スタートしたふじの防災大作戦にて講演いただいた相模原市社会福祉協議会 藤野地域事務所(以下、社協)さんのご協力もいただき、森のイノベーションラボFUJINO(以下、森ラボ)さんとの共催とさせていただいており、今後も継続して開催していこうと思っています。

スマホの理解度でグループ分け

10名の定員に対して、ありがたいことに開催1週間以上前に満席となりました。

当日も開催時刻までにお集まりいただき、予定通りにスタート。

今回の講座では『LINEを使えるようになる』ことをゴールとしていますが、あくまで目安であり、各ご参加者が日頃感じている疑問点を解消することを優先していきました。

自己紹介ではスマホ歴をお伺い。

その後、ざっくりと以下のようなグループに分け、少人数レクチャーの形式で進めました。

  • 初級:電話がかけられる
  • 中級:Eメールが送れる
  • 上級:LINEを既に使える

クラスごとの様子

各クラスに2名ずつ講師役が入り、お一人ずつ疑問や質問を伺いながら丁寧に説明していきました。

スマホで使われている用語の説明をしながら、仕組みの理解を深めたり

LINEのインストールから初期設定、友だち追加、スタンプの使い方を覚えたり

LINEのビデオ通話やQRコードの使い方を実際にやってみたり

今回、講師役はジュニア〜ミドル世代が担当し、移住者と地元の人が幅広い世代で交流する場となり、各クラス熱気に溢れていました。

感想

最後はみんなで感想をシェア。

ご参加いただいた皆さま、それぞれ理解を深めることができたようで、とても充実した時間になったようです。

次回以降の講座にご参加を希望される方もいらっしゃり、継続して実施していくことの重要性と、それによりシニアの人たちのスマホ習熟度が高まっていく手応えを感じた次第です。

開催内容や日時が決まりましたら、WEBサイトや地域情報誌などでお知らせしますので、知人・ご友人の方へお声がけの上、ご参加いただければと思います。

講座の場所と設備をご提供いただいた森ラボさん、オブザーバー参加のはずが講師サポートをご担当いただいた社協さんへ、この場を借りてお礼申し上げます。

また次回以降もよろしくお願いいたします!

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